マレーシアについて調べたこととか(というかクアラルンプール)

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先日、日本人の「住みたい国」11年連続No.1の国、マレーシアに出張に行く機会がありました。はじめてのマレーシアだったので、いろいろ調べてまとめたので書いてみます。今後マレーシアに出張に行かれる方には役に立つ情報かも。

マレーシア基礎情報

まずマレーシアに関する基礎情報いろいろです。情報元はJETROさんのレポートなどを参考にしています。

  • 面積:33290平方キロメートル(日本の0.87倍)
  • 人口:3,170万人(2016年、出所:マレーシア統計局)
  • 首都:クアラルンプール 人口179万人(2016年)
  • 言語:マレー語、英語、中国語、タミル語
  • 公用語:マレー語(英語もかなりの方が話せます。ビジネスでは英語は標準で使えます。)
  • 宗教:イスラム教(連邦の宗教):61%、仏教:20%、キリスト教:9.0%、ヒンドゥー教:6.0%、儒教・道教:1.0
  • 民族構成:マレー系:約67%、中国系:約25%、インド系:約7
  • 日系企業進出状況:1,396社(製造業712社、非製造業684社)2016年12月時点
  • 在留邦人:2万3,693人(2016年10月1日現在)出所:外務省「海外在留邦人数調査統計(平成29年要約版)」
  • 現地企業数:11万社程度?(まだよいソースが見つけられていませんので、またあらためて更新します。)

クアラルンプール(通称KL)はかなり都会で、街も発達していてすごく清潔でした。都市交通も発達していて非常に快適だったし、印象としては、「人がゆったりしててもっと広いシンガポール」みたいな街でした。KL周辺は結構広くて車で30-60分の移動もざらにある感じ。なので、シンガポールやバンコクのようにキュッとまとまっている都市よりも移動コストは高そうです。↓の地図のように、KL市内中心部でもタクシーで30分移動とかは全然発生するし、マレーシア自体も結構広大です。まだKL周辺しか今回は行けていないので、また各地の状況などについてはアップデートしていきたいと思います。

出典:マレーシア政府観光局
出典:マレーシア政府観光局

人種の構成も非常にシンガポールに近く、主にマレー系、華人系、インド系の人種で構成されています。(昔イスラム系の王国があったり、オランダの統治、そして近代だとイギリスの植民地統治、シンガポールはマレーシアから独立した国家であることなどから当然ではあるのですが。)

そして特筆すべきは、かなり多くの人が英語が話せること。オフィスワークされている方はもちろんのこと、タクシーの運転手さんなど含め年齢に関わらずかなりの方が英語を流暢に話します。そのため、企業が英語人材を雇用して、各国に英語でマーケティング展開する拠点としては人件費もシンガポールよりも圧倒的に安いし向いている国なのではと思いました。たぶんクアラルンプールだからこそではあるんだと思いますが、引き続き調査していきます。

通信事情(SIMカードとかインターネット環境)

今度は通信事情についてです。まだKL周辺しか確認できていないところもあるので、その他都市についてはあらためてアップデートします。

KL周辺はもちろん4G・LTEが広域的に利用できました。そして、今回の滞在では基本的にAIRSIMを使っていました。が、現状AIRSIMだとマレーシアはdigiという3位ぐらいキャリアでの利用になるのですが、速度が不安定で、たまにすごく遅くなって実用に耐えない時がありました。しかも滞在後半は、この低速通信が続いてしまって、これだったら空港でプリペイドSIM買ったほうが良かったかもといった感じでした。まあ、AIRSIMは一日の利用料が↓のキャプチャのように$1.33/Dayと超格安で利用できたので、まあいいんですけどね。

 

ちなみに日本のSIMでローミングもしてみたのですが、Maxisというキャリアでのローミングでした。OpenSignalさんの2017年のレポートによるとMaxisとYesというキャリアが一番4G通信が広範囲で安定していてスピードも出るようです。私が利用した際も、通信スピードは安定して速く、かなり快適にスマホが利用できました。もちろんテザリングしてのパソコンの利用も快適でした。

なので、現状おすすめとしてはMaxisのSIMをクアラルンプール国際空港(KLIA:Kuala Lumpur International Airport)で購入するなりTop upして利用するのがよさそうです。HOTLINKというプリペイドSIMが空港で購入できますので、旅行やビジネスでマレーシアで活動する際には空港ロビーでこちらを購入するのが安心ですね。値段は一日3リンギット(80円程度)から。7日間で10リンギット(270円程度)というプランもあるので、短期滞在ならこれらのプランがよさそうです。

あと、ホテルやオフィスのWifi環境は快適でした。ビデオ会議などもある程度問題なくできるレベルで速いし安定してました。スマホでテザリングしてビデオ会議はちょっと帯域が厳しかったんですが、まあ音声だけでのWEB会議なら外でテザリングでも可能かな~という感じです。

交通(タクシー)

移動は基本タクシーを利用していました。GrabとUBERが普及しているので、私は基本Grabを利用。値段の交渉もないし、登録しておいたクレジットカードで支払が完了するので、海外でよくあるタクシードライバーとの交渉などの小競り合いがなくてストレス減るのでお薦めです。ただ、まだGrabやUBERの登録タクシー数が多くないからなのか、タクシーが到着するまで10分とか15分とか待たされることがよくあって、このあたりはスケジュールなど余裕を持って設定しておくのが無難ですね。ちなみにGrabで移動していた際の料金の相場は、10-30分ほどのタクシー移動で10-25RM(270円〜700円)ぐらいが多かったです。日本と比べるとやっぱ安いですね。

アプリを使わない場合は金額の交渉、ターボメーターやぼったくり的な金額の不安、現金でしか支払えないケース、ドライバーがお釣りを持ってない、領収書を持ってない、などなどの面倒があったりするのでお気をつけ下さい!

交通(鉄道)

マレーシアでは電車や地下鉄もしっかり整備されています。システムとしては駅の券売機で行き先駅を指定してコイン(トークン)を購入して、これを改札機にかざして中に入るスタイルです。

コイン以外にも交通系のプリペイドのICカードでRapidカード・Touch’n Goカードというものもあるので、長期滞在する方は取得すると便利そうです。

電車関連については下記のページで学習しました。すごく詳しく解説されてるのでわかりやすいです。

マイたび@マレーシア さん

マレーシアマガジンさん

旅らいふさん

お金・支払い

だいたいのお店でクレジットカードが使えるので、KLではかなりキャッシュレスで過ごすことができました。更に、私が行ったクレジットカード支払い可能なところは以前ご紹介したVISA Paywave(VISAカードのかざして支払いできるもの)が利用できるところも多かったので、カードをかざすだけで簡単に支払ができて、小銭も増えないのですごく快適でした。

ただ、配車アプリを利用しない場合のタクシーとかは、タクシーにクレジットカード端末もなかったと思うので、交渉やメーターで乗る場合は現金が必要そうですね。また、次回アプリを使わずに乗ってみたいと思います。

あと、ATMは空港の到着ロビー含め結構いたるところにあるので、特に現金を事前に換金していかなくても必要な時にATMで現地通貨のキャッシングができるので便利です。レートもTravelexや空港の銀行窓口よりもいいようですし。

今回マレーシアに行く前は、以前トランジットで空港で食べたマレー系の料理のイメージで、かなりメシマズな印象だったんですが、行ってみるといろんなジャンルの料理があって、美味しいものはもちろんありました。

ただし、全体的にいうとやっぱりそんなに美味しくないような。(シンガポールとかタイ、ベトナムに比べて)あと、自分がマレー料理が圧倒的に苦手だと再確認した。。

いくつか食べたもので美味しかったもの、おいしくなかったものご紹介します。

おいしくなかったもの(個人差があると思いますが。)

・Nasi Lemakとかマレー料理全般:あの独特な匂いと味となんかもう全然受け付けませんでした。。とある日のランチにトライしたスープは二口ぐらいでギブアップして、近くにあった店でトマトスパゲティ食べ直しました。お店の方ごめんなさい。

・スタバのサンドイッチ:バンコクのスタバで食べるツナサンドやたまごサンドはおいしいので、よく朝食に食べているんですが、マレーシアはダメでした。。食べれないこともないけど、全然美味しくない。もう頼まないと思います。

美味しかったもの

・SAN FRANCISCO COFFEEのラップ:ハニーマスタードチキンラップや朝食ラップなど、ブリトー的な食事が揃っていて朝食に重宝しました。普通においしい。店舗もいろんなところに数多くあるので、これから朝食ではリピート決定かも。

・海南チキンライス:東南アジアどこにいっても安定のチキンライス。特にGranmama’sというお店のチキンライスは嫌みが全然なくて、チリソースつけて食べるとめっちゃうまくて結局滞在中に2回行きました。

・チリクラブ:チリソースにたっぷり浸かったカニを豪快に食べるチリクラブ。おいしいです。チリソースを炒飯にかけて食べると、またこれがうまい。お腹パンパンまで食べてしまいます。

・BURGER KING:東南アジアにいるとやたら食べてしまうバーガーキング。やはり今回も帰りのKLIAで立ち寄ってしまいました。最近食べたバーガーキングの中で一番うまかった。スワンナプーム空港のバーガーキングは美味しいんだけど、ベーコンがカリカリ通り越してガリガリで硬すぎるので、KLIAの方はちょうどよかった。

 

という感じで、マレーシア、現状は主にクアラルンプールについて色々書いてみました。また、追加情報仕入れたらアップデートしていきます。

それでは。

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